挽肉(ひきにく)とは、牛・豚・鶏などの肉を肉挽き機と呼ばれる機械で細かくしたもの[1]。ミンチ(もしくはミンチ肉)ともいうが[1]、メンチに関しては「#歴史」を参照。
商品価値の低い屑肉(くずにく)が材料となることがある。また、成型ステーキなどの成型肉材料とされることがある[2]。
挽肉を利用した料理の歴史としては、ドイツ・ハンブルクの地名にちなむハンバーグの原型は、欧州に侵攻したモンゴル帝国(タタール)から採り入れたタルタルステーキであったとされている[3]。固く食べにくい馬肉を食べやすくするために工夫したもので、ヨーロッパでも労働者などに廉価な屑肉などを口あたりのよい料理に仕立てられる手段として普及した。
日本では、東京の洋食店が「ミンスミートカツレツ」として売り出したと記録されている[要出典]。のちにこれは「メンチカツ」と呼ばれるようになった。メンチカツやメンチコロッケは単に「メンチ」とも呼ばれる。ただし、ひき肉を使用したコロッケであっても「メンチ」とは呼ばないこともあるが、その境界線は定かではない[4]。