キャベツ(古くはキャベジ[1]、英語:Cabbage、Brassica oleracea var. capitata)、アブラナ科アブラナ属の多年草。野菜として広く利用され、栽培上は一年生植物として扱われる。
キャベツという名前は英語名キャベジ(Cabbage: 頭上の野菜の意)が転訛して名付けられており[2]、英名の語源は古いフランス語のカボシュ(caboche: 頭でっかちの意)からきており、さらにはラテン語のカプト(caput: 頭の意)に由来する[3][4]。別名の甘藍(カンラン)は漢名の甘藍(gānlán)から、玉菜(タマナ)[5]は結球する性質に由来する[3]。
フランス名は chou cabus [6]、イタリア名は cavolo [6]、中国名は巻心菜(けんしんさい)[5]という。
野菜としてのキャベツは、生産される季節により玉が固くしまって中が白い「冬キャベツ」と、巻がゆるくて緑色が濃い「春キャベツ」というように呼び分けも行われている[6]。