ロースあるいはロース肉(ロースにく)とは、牛肉・豚肉・羊肉などの食肉の、肩から腰にかけての背肉の部分をいう[2]。
脂身に甘みがあり、赤身の部分も非常に柔らかな食感があるため、ヒレ以上に優れた部位とする評価も存在する[3]。
日本語の「ロース」は英語の roast(ロースト)から転訛した語であり、「ローストに適した肉の部位」という意味を表している[2][4]。英語では loin(ロイン)や sirloin(サーロイン)がロースに相当するとされることがあるが[1]、loin は「肋骨と骨盤の間の、背骨の両側の肉」[5]つまり「腰肉」[6]を指し、さらに sirloin は loin の一部分を指す言葉であり[7]、肩から腰までを指す日本語のロースとは必ずしも一致しない。